月例会

2011年

2011年11月号掲載

2011関西合同三田会 in神戸 ご登録・ご参加御礼

幹事長 河野忠友

さる10月23日(日)、ポートピアホテルにて開催されました本年の関西合同三田会は参加者数が神戸慶應倶楽部からの150名を含め600名を超え、近年稀にみる規模となり大成功のうちに幕を閉じました。ひとえに神戸慶應倶楽部会員各位のご協力の賜物と感謝申し上げる次第でございます。皆さん誠に有難うございました。

さて、当日の式典では清家篤塾長、服部禮次郎連合三田会会長はじめ井戸敏三知事、紺野美沙子氏らご来賓にお出でいただき大変厳かに進んでゆきました。また子守会員&RENAの国際色豊かな進行による懇親会はスーパーキッズオーケストラの演奏と神戸スイーツクルーズにより一層華やかになりました。

実は本会の準備を進めてまいりました途上の本年3月に東日本大震災が発生しました。以降お祭りは自粛するといったムードとなり、私たち幹事会のメンバーは大変悩みまた暗中模索していましたところ、ある日佐井会長より「阪神大震災から復興を遂げた私たち神戸人の心意気を示そう」との強いメッセージが示され一気に方向性が決まりました。
当日式典での佐井会長、銭高関西合同三田会会長のご挨拶、また清家塾長のご講演からパネルディスカッションまで、まるで皆さん全員で念入りにお打合せを行ってこられたかのような素晴らしい流れが出来たように感じました。さらに懇親会では、私たちには事前に知らされていませんでしたがスーパーキッズオーケストラ(SKO)がプログラム外で「ふるさと」を演奏してくれるなど、開会から閉会まで震災復興へのメッセージを発信するという当初の「想い」が半ば自然発生的に貫かれたのであります。佐渡裕さんがSKOを率い東北地方で青空演奏会を行った話は存じ上げておりました。SKOのメンバーは未だ子供たちですがその時に見聞きした東北の情景を思い浮かべ、想いを込めて演奏してくれたのです。聴きながら涙が溢れてきました。

終盤となり阪本副会長が閉会のご挨拶をされましたが、その中で私たち幹事会に対して心こもったメッセージをいただきました。嬉しかったです。そして若き血の指揮を執ったのは松尾副幹事長でした。在学中含め過去に見たことのない最高のエールにより神戸の元気を東北に向け発信してくれました。もう汗か涙かわかりませんでしたが感動的なフィナーレにて1年かけて準備してまいりました9年ぶりの関西合同三田会IN神戸は無事終了しました。

さてこの度は当倶楽部会員の皆さんには寄付金名目含めほぼ300口という大変多くの登録をいただきました。現在合同三田会特別会計は村尾副幹事長により最終の決算業務を行っておりますが、おかげさまで100万円内外の余剰金が生じる見通しとなりました。この余剰金は本年6月に東北連合三田会に贈呈した義捐金拠出分として一般会計に組み戻すこととし、それを以って2011関西合同三田会全ての締めくくりとさせていただく予定です。このように多くの会員のご協力により倶楽部一般会計の健全体質が維持できることになりました。皆さんには厚く御礼申し上げます。

最後に、当日を含め私たち幹事会の至らぬ点が多々あったかと思います。この誌面をお借りしお詫び申し上げます。どうぞ社中の心でご容赦下さいますようお願い申し上げます。また会員各位には引続き神戸慶應倶楽部の運営にご協力いただきますようお願いし、ご報告と御礼にかえさせていただきます。皆さん本当に有難うございました。

追伸:佐井会長よりお預かりしました、服部連合三田会会長から届いた直筆のお礼状を掲載しております。

10月例会レポート

堺 充廣(昭53法)

今月は,いつもの倶楽部ルームを飛び出し,例会場はクラウンプラザホテル。ゲストは,関西合同三田会パネラーの紺野美沙子さん。ご本人の紹介は不要ですね。著名女優の登場にいささか緊張した空気の中,「今日は身内の会ですから,余り堅苦しい話は・・・。」との言葉で一気にフレンドリーな雰囲気になり,講演が始まりました。

女優を目指したのは小学校5年生のとき。小学校の演劇部で安寿と厨子王の主役を演じたことがきっかけだったそうです。その後,慶應女子校に進学しましたが,女優になりたいとは恥ずかしくて言えなかったとのこと。ひょんなことからモデルの仕事をやるようになり,ユニチカのマスコットガールのオーディションを受けることになったが,水着審査はないと聞いていたのに水着になれと言われたので,辞退して帰った。ところが,合格した方が契約で揉めてキャンセルとなり,退席したことを覚えていたスタッフから声がかかり,テニスウェアで審査を受け,代わりにマスコットガールに選ばれたそうです。人生は分からないものですね。女子校の校長から,学校名と本名を出すことはNGと言われ,母方の名にちなみ,芸名を紺野としたそうです。

大学進学後,NHKの朝ドラのヒロイン選ばれ,1年休学。本格的に女優の道を歩みだし,30歳で結婚,34歳で長男を出産。昨年4月からは,たまプラーザテラスで,月1度,子供から大人まで幅広い年代を対象にした朗読座という朗読会を開催されているそうです。
高山樗牛の,「己の立てる所を掘りなさい。そこに泉あらん」という言葉が好きで,自分らしく表現できることを追求していきたいとのこと。女優としても,1人の人間としても,順風に,真っ直ぐ歩まれているように感じました。

1998年秋,突然,事務所に国連の国連開発計画(UNDP)から電話があり,親善大使をして欲しいと言われ,ユネスコの親善大使などを見ても,自分の様な若い者で良いのかと思ったが,若いからこそできることがある,若い世代に国際協力の大事さを理解してもらうことに力を貸して欲しい,とUNDP総裁から直接要請され,引き受けることにしたそうです。
UNDPは,貧困削減とミレニアム開発目標の達成,危機予防と復興,民主的ガバナンス,環境と持続可能な開発などに取り組んでいる国連の機関で,今,1番力を入れているのは貧困の撲滅であること,親善大使には,サッカーのジダン,ロナウドやテニスのシャラポワなどもおり,チャリティ試合を開催したりしていること,紺野さんは,年に数回途上国に行き,国連開発計画の視察を行い,分かり易く国連開発計画の活動を広報していることなどを聞きました。報酬は年に1ドル,年に1度のNYの本部での会議も交通費なし,との話には驚きでした。紺野大使の活動等,UNDPについての詳細は、ホームページ(http://www.undp.or.jp/)をご覧ください。

年を経るごとに福澤諭吉の素晴らしさが分かってきたように思う。これからは,独立自尊の精神で,自分らしく,できることを,無理せずに生きて行きたい,との言葉で講演を締めくくられました。

講演終了後は,36階のレストランLebel36に場所を移し,夜景を見ながらの会食。楽しい1日はあっという間に終わりました。

茶髪が多い芸能界で美しい黒髪。身内の会と言ってはおられましたが,普段着のような出立。華やかながらも派手過ぎない。そんな人柄に触れ,穏やかな時を過ごせました。1月13日には,神戸市で開催された「減災シンポジウム/国際防災・人道支援フォーラム2011」で講演をされており,震災をテーマとした関西合同三田会でのお話が楽しみです。

慶應対早稲田対抗ゴルフコンペレポート

野田 敬二(昭58経)

平成23年9月9日(金)、神戸ゴルフ倶楽部(パー61、3,903ヤード)にて神戸早稲田倶楽部主催のゴルフ対抗戦が行なわれました。参加者は神戸早稲田倶楽部13名に対し、神戸慶應倶楽部2名でした。

スタート時刻の10時を過ぎても、1番ホールの8割方が濃い霧で覆われてのスタートとなりました。その後、次第に晴れてきて、11時頃には快晴微風の絶好のゴルフ日和となりました。インコースの12番グリーン辺りだったと記憶していますが、大阪平野と大阪湾が一望でき、紀伊水道の友ヶ島まで見渡せて、気持ちよくラウンドできました。参加者15名のうち、結果の一部は次の通りです。

1位 早稲田 尾上 伸年さん(OUT34 IN34 TOTAL68){ベストグロス}
5位 慶應 野田 敬二 (OUT38 IN48 TOTAL86)
10位 慶應 芳川 玲子 (OUT50 IN46 TOTAL96)

2011年9月号掲載

≪6月例会レポート≫「私たちが知っておくべきこと」(東日本大震災被災地レポート)

鳥巣 慶太(平12工)

6月17日18時30分より、神港ビルヂングにて、副幹事長である康乗克之氏による6月例会が開催されました(25名参加)。これに先立ち、神戸慶應倶楽部から100万円と関西合同三田会から50万円と佐井会長から50万円合計200万円の目録を、佐井会長および河野幹事長が被災地に行き仙台三田会 藤崎三郎助会長にお渡ししました。これは神戸慶應倶楽部の伝説になることでしょう。

冒頭に、佐井会長の「非常時は人間力に頼るしかない」「とにかく現地活動、議論は後、今やるしかない」とのアツイ言葉を頂き、6月例会はスタートしました。まず講師である康乗氏の紹介から。康乗氏は日本災害医療支援機構(JVMAT)の副理事長を務めてらっしゃいます。JVMATとは、被災地に対し、災害医療の観点から支援活動を行う団体です。今回のスピーチは、東日本大震災を医療の観点から捉えた大変興味深いスピーチです。

【災害医療】
災害医療は、急性期(発災~1週)、亜急性期(2~3週)、慢性期(2~3年)のおおまかに3期に分けて対応が異なります。急性期は救出・救助を根幹とした救急医療、亜急性期は感染症やPTSDなど初期集中医療や急性後遺症に対応し、慢性期はリハビリなど患者・被災者の社会復帰に対応する時期となります。JVMATは「助かる命を救いたい、助けた命を守りたい」のスローガンを掲げ、亜急性期を主とし、急性期~慢性期まで災害医療のあらゆるフェーズで医療支援をしています。なお、急性期については、国の災害医療派遣チームであるDMATが主に担当しています。

【東日本大震災の特徴(阪神大震災との比較)】
東日本大震災は、津波による被害が甚大で、瓦礫の山だった阪神大震災とは全く異なり、人、家、街が全て津波に呑み込まれ、被災地の周辺全体が更地のようで康乗氏は呆然としたそうです。以下に今回の東日本大震災の特徴を、阪神大震災と比較してまとめました。

  • 被災地域が青森から茨城までの広範囲に及んだ。(阪神は限定的)
  • 津波による被害の有無により明暗が分かれた。(阪神は津波なし)
  • 多くの家屋や社屋が瞬時に消滅してしまった。(阪神は半壊も多い)
  • 放射能汚染、土壌汚染、塩化汚染等の深刻な環境破壊が発生した。(阪神は環境破壊が小規模)
  • 農林水産業や製造業等の生産者が被災者の大半を占めた。(阪神は消費者が大半)

以上のように、東日本大震災は阪神大震災と全く性質の異なる地震であったことがわかります。例えば、救急医療で行うトリアージ(患者の重傷度に応じて、黒、赤、黄、緑、のシートでマーキング)を例にとると、阪神大震災では緊急性の高い「赤」~「黄」の重傷患者が多かったのに対し、東日本大震災では津波で流されて死亡した人「黒」、または元気な人「緑」の二極的であったそうです。つまり、東日本大震災では、負傷者の割合が非常に少なかったとのこと。このような状態のため、医療支援という立場からはできることが少なく、非常に歯がゆい思いをされたそうです。

【地震にまつわる怖い話】
最後に、康乗氏が大変怖い話をされていました。
18世紀から20世紀の日本における地震の統計を取ると、死者1000人以上の大地震が計24回、つまり1世紀(100年)につき平均8回の頻度で起こっているそうです。そんな頻繁に大地震が起こっているか?と疑問をお持ちの方もおられると思いますが、実は、我々が経験した1995年阪神大震災から1つ前の1948年福井大地震まで、幸いにもこの47年間は死者1000人以上の大地震が一度も起こっていませんでした。そのため、我々には大地震が頻繁に起こっている印象がないのだと思います。しかし、統計によると、18世紀に7回、19世紀に8回、20世紀に9回と、約12年に1回の割合で大地震が起こっています。したがって、21世紀の残り89年の間に、7回、死者1000人以上の大地震が起こる可能性があり、それを覚悟し、そのための準備をしておかれた方がよいやもしれません。

家族例会レポート

細田 浩之(昭58政)

7月22日(金)、ホテルトラスティ神戸旧居留地2階ダイニング「マークプレイス」にて、家族例会が開催され、佐井会長以下、38名の出席をいただきました。今回は、淡路三田会より、中村会長、石井幹事長お二人に、初めて参加いただきました。

司会進行は日向新幹事。4月例会で「スマートフォンあれこれ」と題し、今話題のスマートフォンに乗り遅れないよう最新機種の活用方法等、お話いただきましたこと記憶に新しいことと思われます。初の司会ということで当初緊張気味でしたが、次第に自分のペース での司会進行。流石はNTTドコモ神戸支店長。

佐井会長の挨拶の後、アサヒビール神戸支社よりご協賛いただきましたスーパードライが注がれたグラスを持ち、五代顧問のご発声により「乾杯」いただきました。
アサヒビール株式会社・神戸支店 城支店長より、「日頃より神戸慶應倶楽部の皆様には、いつもアサヒビール製品をご愛飲いただき、誠に有難うございます」とのメッセージ頂戴しており、これからも当神戸慶應倶楽部の会員の皆さん、アサヒビール社製品のご愛飲を引き続きお願いしたいと思います。

そして、今回、淡路三田会よりビジターとして初参加されました中村会長、石井幹事長の紹介後、お二人よりご挨拶をいただきました。今後より一層、淡路三田会との絆が深まることが確信されました。

自他とも認めるグルメ河野幹事長の選択によりオープンエアーのテラスがあるお洒落な空間の中、美味く冷えたアサヒスーパードライと共に、特製ビュフェ料理を堪能しながら、今回例会に初参加の会員に自己紹介をいただきました。

その後、お待ちかね、神戸慶應倶楽部名物!浦上ご夫妻による「オークション」の時間がやってきました。ご存知の通り、昨年のサマーパーティーより導入されたオークション・システムにより、目玉商品以外については、テーブルの上に展示された商品に各自入札額を記入、最高金額を入札された方が落札者となります。目玉商品については、浦上ご夫妻により、楽しく進行され、五代顧問からご提供いただきました豪華商品のオークションは、大変盛り上がりを見せました。
尚、今回のオークションでの売上は、107,500円となりました。ご協力いただきました会員の皆様には、厚く御礼申し上げます。

最後に、阪本副会長に、閉会挨拶いただき、松尾副幹事長の指導の下、若き血を全員で大合唱。7月の家族例会は、大盛況のまま、終了しました。

関西合同三田会に向けて

ご存じの通り、今年の関西合同三田会は約10年ぶりに神戸が開催の地となります。日程は10月23日(金)。「ようこそ神戸へ 私たちがご一緒します」をメインテーマに主旨を凝らした内容の式典、並びに懇親会を企画しております。それらの全容が明らかになりつつありますので、今回は皆さんにその内容を少しご紹介させていただきます。

≪ 式 典 ≫
清家塾長にご来神頂き、基調講演をしていただきます。その後、塾長には引き続きご参加いただき、井戸兵庫県知事・関西広域連合会長、ならびに国連開発計画親善大使をお勤めでいらっしゃる、紺野美沙子さんを交え、「神戸より震災を考える」と題したパネルディスカッションを行います。

≪ 懇 親 会 ≫
懇親会のメインイベントは何と言っても、佐渡 裕 兵庫県立芸術文化センター芸術監督率いる、「スーパーキッズオーケストラ」による演奏です。加藤完二さん指揮による素晴らしい音楽を、神戸が誇るポートピアホテルのお食事と共にお愉しみください。
また、神戸といえば名だたるスイーツがございます。当日は「神戸スイーツクルーズ」と題し、イグレック・菓子sパトリー・セセシオン・御影高杉・モンプリュ・ユーハイム等によって提供される、神戸ならではのスイーツの競演を是非ご堪能ください。
皆様が心地よいひと時をお過ごしいただけるよう、当日の司会は神戸慶應倶楽部会員でもあり、アナウンサー・ラジオパーソナリティーも務める子守康範会員と神戸出身のタレント・モデルのRENAさんがサポートさせていただきます。

関西合同三田会実行委員会では、皆様のご登録をお待ちしております。
普段の例会・家族会のご参加が難しい方も、この機会に是非お越しください。
登録は特設口座への入金をもって完了致します。神戸慶應倶楽部会員皆様のご登録をお待ちしております。

振込先銀行:三井住友銀行神戸営業部 普通預金
口座番号:9512094
口座名義:関西合同三田会 会計 郷田誠紀
(ゴウダセイキ)
参加費用:10,000円(小学生以下は無料)

なお、実行委員会では関西合同三田会神戸開催を記念して、「慶應義塾ロゴマーク入りオリジナルポーチ」を製作しております。森本会員のご協力により、廣野ゴルフ倶楽部でも販売されているポーチに義塾のロゴを刺繍で入れております。

限定200個を製作して1つ¥2,000で販売致します。ご希望の方は事務局までご連絡ください。

2011年6月号掲載

平成23年度定時総会レポート

宮田 沙織(平16政)

5月25日(水)午後6時30分より、旧居留地のオリエンタルホテルにて、平成23年度定時総会及び懇親会が開催されました。梅雨入り前の爽やかな一日の終わりに、倶楽部の益々の発展を祈りつつ、更なる親睦を深めました。

総会は、規約により佐井会長が議長となり、提出された5つの議案は、すべて原案通り承認されました。今回特筆すべきは、3点です。まず、先の東日本大震災被災地に対し、皆様からの募金に御寄附を加えた計100万円を義捐金として、来月、会長ならびに幹事長が、東北連合三田会・仙台三田会会長 藤崎様に目録をお渡しに行かれるご予定とのことです。次に、関西合同三田会に向けた体制強化のため、規約の改定がありました。これにより、会長の任期が現行の「2期4年まで」から「4期8年まで」に、また、幹事の人数が「25名以内」から「30名以内」にそれぞれ変更されました。さらに、関西合同三田会につき特別会計を設けて準備が進められている旨、及び引き続き登録口数の増加が呼びかけられました。

また、4月1日時点における会員数のご報告がありました。計264名、うち正会員215名、女性会員37名、地方会員12名であり、前年同時期に比べて4名増加とのことです。

懇親会は、大澤副会長の乾杯の音頭で始まりました。見た目にもおしゃれな美味しいお料理に、会話も弾みました。途中、新任幹事を含めた幹事のご紹介、当日ご出席の新会員のご紹介、関西合同三田会の各実行委員会からのご報告があり、さらに、河野幹事長から当日のご指名で、青嶋義晴会員(関西電力株式会社神戸支社長・昭52工卒)からお話を頂きました。日本における電力事業の歴史、原発の原子炉の方式の違い、先般浜岡原子力発電所の運転停止による影響について、実はよく知られていない太陽光発電の仕組み等、思いがけず、貴重なお話を伺うことができました。

当日の出席者は48名、当倶楽部の新年度がスタートいたしました。

4月例会レポート

齋藤 洋邦(平12商)

肌寒い春の雨上がりの4月22日、神港ビルにて4月例会が開催されました。今回の例会は会員スピーチとして、医療法人ナチュラルスマイル代表の児玉秀樹会員(平22経院)と、NTTドコモ神戸支店長の日向 達会員(昭60法)による、豪華2本立てとなりました。どちらからも大変興味深いお話とあってか、43人の参加者を迎えた会場は活気と熱気にあふれておりました。

冒頭に佐井会長からのご挨拶を頂き、児玉会員からは「顧客本位の地域密着医療サービス」と題した講演を頂きました。児玉会員は、当初、通常の歯科医師として勤務されていましたが、漫然とした医院運営に疑問をもたれ、歯科医療専門家だけでなく、マネジメントの視点をもつべく、慶應ビジネススクールで経営学を学び、西宮北口で実践し、医院の拡張が必要になる程大成功を収めてらっしゃいます。配られた資料に御写りのシュッとした感じの写真と、目の前にいらっしゃる児玉会員のギャップもまあまあ驚きでしたが、お話の中で最初に注意を奪われたのが「口の中が渇くと、カビが生えてくる」ということ。被災地で十分な水分補給ができない環境で、心配される事態です。では、このカビがどのような悪さをするのか。一番わかりやすいのが、肺炎を引き起こすとのことです。高齢者や要介護者等にも多い死因の肺炎の原因は口内の乾燥があるとのことでした。

口内環境と健康にまつわる話以外にも大変興味深いお話もありました。それは「歯医者の実態」。歯医者の数は、なんとコンビニよりも多いんです。その歯医者の8割は家族経営で平均的な月商は300万円程。ちなみに一番売上の多い部門は「耳鼻科」。次いで「小児科」だそうです。確かに歯医者さんは多いな~とは感じていましたが、その実態はあまり儲かっていないようです。

児玉会員のモットーは「病気を治す名医ではなく、病気にさせない名医になりたい」。私もそうですが、歯医者にはみんな悪くなってから来る、とのことです。定期的な健診は確かに面倒ですが、実際のところ、悪くなってから歯医者に行く方が「お金がかかる」んだそう。そんなモットーをお持ちの児玉会員の歯医者「Natural Smile」はなんと、年中無休で診察も昼休みなしで朝の10時から夜の8時迄行ってらっしゃるそうです。
講演後の質問タイムには質問の嵐!中には、「児玉先生とお近づきになりたい!」と仰られる方もいらっしゃいました。確かにそう思わせる内容のお話に、10年超ぶりの定期検診に私も通おうかな、と考えています。
(電話:0798-65-1971 Web:http://www.naturalsmile.jp)

次いでは最近話題のスマートフォンをテーマに「ケータイを超えた未来へ」と題し、ピカピカの新卒後輩を含むアシスタント2名を従えた日向会員からの講演でした。日向会員曰く、「スマートフォンはもはや携帯電話ではない。電話機能の付いた、超小型携帯PCである」。スマートフォン歴9ヶ月の私も、まったくもって同感です。スマートフォン販売当初はApple製のi-Phone(アイフォン)が圧倒的なシェアを確立していましたが、ドコモを含む複数社が巻き返しを図っているandroid製のスマートフォンがどんどんと勢力を伸ばし、今年中には5人に1人がスマートフォンを所有しているだろうという状況だそうです。ところで皆さん、アイフォンが出た当初新聞の片隅にこんなニュースがあったのをご存知ですか?ドアチャイムで良く知られる日本のメーカー「アイホン」社とApple社で商標の使用に関して和解!確かに、アイホンはかなりの老舗です。ちなみにアイホン社の英語表記はAIPHONEです。

日向会員からのスマートフォンに関する可能性と今後に関するお話を頂いた後は、お待ちかねの実演会。電話サイズの端末とタブレット型と呼ばれる少し大きめの端末、合計10数台で皆さんお試しされていました。やはり、こういう技術系のお話は聞くよりやってみる方が分かりやすいのか、皆さんワイワイと楽しそうにスマートフォンと触れ合っておられました。

閉会にあたり阪本副会長からは、今回の例会は会員から有益な情報をご提供いただき、会員相互の交流という目的を大変良く達成できた、とのお言葉を頂戴しました。誠にその通りであり、今後もこのような例会を続けていけられるよう、会員一人一人の力の結集に期待されるところです。

春の慶早ゴルフコンペ

森本 泰暢(昭60法)

4月19日(火曜日)慶早ゴルフコンペが廣野ゴルフ倶楽部にて開催されました。
神戸早稲田倶楽部より10名の参加をいただき、当倶楽部からも10名が参加し、4月とは思えない寒さと、後半の雨に悩まされてのプレーとなりました。

対抗競技は各倶楽部の上位7名によるネット合計で競われ、神戸慶應倶楽部が70ストロークスの大差をつけて勝利致しました。勝利チームの慶應には佐井会長寄贈のワインが全てのメンバーに贈られ、早稲田にもお情けで3本贈られました。
個人戦でも慶應が圧倒し、優勝が森隆さん、  2位 堺充廣さん、3位 佐井会長となり、早稲田の最上位者が8位という結果となりました。

秋は早稲田主催で9月9日(金)に神戸ゴルフ倶楽部で対抗戦が開催されます。
皆様の参加をお待ちしております。

出席者は以下の通りです。

佐井裕正  森 隆  五代友和  田嶋紀雄
芳川玲子 堺 充廣  阪元清輝  池田吉孝
野田敬二 森本泰暢
以上。

関西合同三田会に向けて

ご存じの通り、今年の関西合同三田会は8年ぶりに神戸が開催の地となります。日程は10月23日(金)。神戸らしい会を開催し、大盛況に収めるべく、各委員長から総会の場でご報告がありました。総会にお越しいただけなかった方にも実行委員会の取組をご紹介させていただきます。

懇親会担当副委員長 松尾 茂樹(昭60商)

テーマは“そして神戸は今”

阪神淡路大震災を経験し、復興を遂げてきた神戸から東北へ何かのお役に立てればというおもてなしの気持ちを持ちつつ、自粛ムードではなく、我々から復興を目指して、明るさと元気あふれる会にしていこうと考えております。

ポートピアホテルの大輪田という神戸きっての会場にて、慶應らしい知性と品性を兼ね備えて、港神戸らしいスタイリッシュでおしゃれでファッショナブルなパーティーへ皆様をお招きしていきたいと考えております。

総合司会は式典に引き続き子守 康範会員(昭60商長田高校卒。毎日放送の月曜~金曜の朝5時~8時『朝からてんコモリ』大人気放送中!身長197cm)。アシスタントとしてテレビや雑誌、そしてラジオでも大活躍。モデル兼DJで日印ハーフのRENAさん(神戸市出身身長170cm)の二人の長身コンビで明るく元気よくパーティーを進行してもらいます。

食事はポートピアホテルの一流シェフが腕によりをかけて、港神戸らしい料理の数々を出して頂き、ドリンクはビール、ワイン、灘の清酒等々でおもてなし。
“スイーツ・パラダイス”と致しまして、ユーハイムの河本 英雄会員(平11経営修)にご協力をお願いして、神戸スイーツを楽しんで頂こうと思います。
食事の合間には、神戸ゆかりの地でもあるジャズを、神戸で活躍されているヴォーカリストに歌って頂き、耳からも大いに楽しんで頂こうと考えております。
メイン・ゲストと致しましては、指揮者の佐渡裕様が提唱されて、兵庫県立芸術文化センターを拠点に活動されている“スーパーキッズ・オーケストラ”が演奏をしてくれることとなっております。

抽選会もスムーズに行い、来て頂いた皆様に大いに満足して来てよかったなと思って頂けるパーティーにすべく、木村委員長以下、総勢13名の幹事メンバーが一生懸命に頑張っております。皆様にもお力添えを賜りまして、大成功へとお導き頂けますよう、
宜しくお願い申し上げます。

式典担当委員長 土井 正孝(昭63商)

式典につきまして、現時点での概要をご報告させて頂きます。
会場は既にご連絡の通り神戸ポートピアホテル。当日は午前10時受付開始、10時30分開場、11時式典開始を予定しております。

式典は塾歌斉唱で始まり、佐井神戸慶應倶楽部会長・錢高関西合同三田会会長・服部連合三田会会長、そして、まだ予定ではありますが、井戸兵庫県知事にもご出席頂きご挨拶を頂く予定にしています。その後、皆が楽しみにしている清家塾長にご挨拶と基調講演をお願いしています。

また、当日は特別ゲストとして、文学部をご卒業された女優の紺野美沙子さんにもお越しいただく予定にしています。紺野さんについては、もうご説明する必要はないと思いますが、現在、NHK教育テレビ「ギフト~E名言の世界」にご出演されたり、1998年国際連合開発計画(UNDP)親善大使に任命され、パキスタンやタンザニヤなどの開発途上国を訪問し、UNDPの活動を広く伝える活動をされるなど多方面でご活躍されています。紺野さんには、震災を経験した神戸で、震災の年に関連したお話などをしていただこうかと色々と検討しているところです。内容につきましては、当日を楽しみにしていてください。
前回のBRBにも書かせていただきましたが、式典は神戸に来てくださる方々の誘導・受付等もあり、一人でも多くの皆さまの力をお借りしないと出来ません。一人でも多くの皆さまにご参加いただくとともに、皆さまのご支援・ご協力をお願い致します。

なお、実行委員会では関西合同三田会神戸開催を記念して、「慶應義塾ロゴマーク入りオリジナルポーチ」を製作しております。森本会員のご協力により、廣野ゴルフ倶楽部でも販売されているポーチに義塾のロゴを刺繍で入れております。

限定200個を製作して1つ¥2,000で販売致します。ご希望の方は事務局までご連絡ください。お渡しは9月頃を予定しております。皆様のお申し込みお待ちしております!!

2011年4月号掲載

1月新年例会レポート

山中 勧(商63法)

1月14日19時00分より、三宮・西村屋 和味旬彩において1月新年例会が開催されました(参加者90名。神戸慶應倶楽部からの登録者数は30名)。今回は、神戸慶應倶楽部と関西不動産三田会の共催です。合同開催は4年ぶりです。
関西不動産三田会の上川女史(昭53年経)の司会で開会。
佐井会長からの新年ご挨拶の後、慶應義塾大学商学部 菊澤研宗(きくざわ けんしゆう)教授より「なぜ企業は不祥事に導かれるのか~日本陸軍に学ぶ組織の不条理」と題して講演を頂きました。

多発する企業の不祥事の本質は何か。マスコミの報道や世論は、不祥事を起こした企業や経営者が無知だ、馬鹿だという論調で批判することが多いが、本当にその会社は無知で馬鹿だったのか?不祥事を起こした企業には、有名な会社が多く、優秀な人々もいたはず。
無知で非合理で馬鹿だというのは簡単だが、この見方だと再発防止はできない。なぜ日本軍は負けたのかということと企業不祥事には共通点がある。日本の敗戦が最も優秀な人々が最も非合理なことをやった実例でもあると菊澤教授はおっしゃいます。

日本軍は無知だったのか?
米国についても無知だったのか?
そんなことはありません、山本五十六等の海外留学組、駐在武官経験者が要職についていました。

組織の不条理さ。
個別には合理的だが、全体では非合理。
個別利益と全体利益のずれ。
個別利益と社会倫理のずれ。

このような話の後、日本陸軍の「ガダルカナル作戦」の失敗の状況をご説明いただきました。米軍に占領されたガダルカナル島を奪還しようという作戦ですが、アメリカの近代兵器に対して日本陸軍が得意とした「夜襲による白兵突撃」を何度も行い、多数の戦死者を出してしまいます。

なぜその作戦が立案され、実行されるに至ったのか。

それまでの日本軍の準備(戦車、銃剣、教育訓練・・・)は過去に成功した「白兵突撃」のために設計されており、白兵突撃を否定することは、過去の全ての投資や、過去の戦死者を否定することになる。

これが作戦を変更するという判断のできない「合理的理由」である。頭のいい人ほど、「合理的に非合理・非効率」な判断をしてしまう。現代の企業の不祥事も同じ構造です。
社会規範に則った判断をしたときに発生する膨大な「コスト」を考え、隠蔽を考える。

話は、ミクロ経済学にも及びます。「自由な市場取引」によって資源は効率的に配分されると考える、新古典派経済学の問題点。それは人間は完全合理的であるという仮定にある。

現実には人間は完全合理的でも完全非合理的でもない。つまり「限定合理性」の仮定に基づくべきである。「限定合理的」な人間の世界では、市場取引には、取引上の無駄、つまり「取引コスト」が発生する。取引コストとは、会計上では現れない見えないコストのこと。

正しいことをやることによるメリットと、それをやるためのさまざまな苦労(これが取引コスト)。これを比較して、苦労の方が大きいから正しいことをやらない。

これが「不条理」です。

では、そのような不条理の発生を回避するためにはどうすればよいか。菊澤教授は、
「正義を追求するリーダーの存在」、「絶えず変化する組織」だとおっしゃいます。

私自身にとっても大変考えさせられる貴重なお話となりました。

講演の部終了後、場所を3階の大広間に移しての「新年会」。
佐井会長、関西不動産三田会の喜多村代表世話人らによる「鏡開き」の後、関西不動産三田会にも所属しておられる和田憲昌元会長の乾杯でスタート。途中、オブザーバー参加者、新入会員、ご無沙汰会員等の挨拶をはさみながら、西村屋さんのおいしいお料理に舌鼓を打ちました。最後は全員で肩を組みながらの若き血の大合唱でお開きとなりました。

3月例会@東天閣 レポート

齋藤 洋邦(平12商)

3月18日(金)トアロードにある、洋館中華料理店「東天閣」にて3月例会が行われました(出席者53名)。今回の司会者は、最近独立され、ご自身で弁護士事務所を開業された矢形副幹事が行われ、冒頭に佐井会長からご挨拶を頂きました。

東北地方太平洋沖地震の被災者の方へのお見舞いの言葉から始まり、阪神・淡路大震災で日本中から助けられた中で、今こそ被災者の方々にできる限りの支援を、ということで、各テーブルには義捐金を募る封筒がおかれ、出席者の皆様にもご協力のご依頼がありました(募金総額115,000円は慶應義塾東北地方太平洋沖地震義援金口座に振り込まれたとのことです)。またこのような状況の中で、今回3月例会の開催に及んだ経緯についてもお話があり、萎縮するのではなく、むしろ元気に行動していくことが何よりも大切だとのことで、まさにその通りであると私自身感じました。最後に10月に開催される関西合同三田会に関しては、登録の受付を開始したこと。本件を大成功に収めるためには早い段階から多くのみなさまに登録をしていただき、みんなで盛り上げて行きましょうという趣旨のお話がありました。

次いでご多忙でなかなか例会にてお見かけできなかった五代先輩、高橋先輩からもご挨拶を頂きました。お二人からは、元気を出し日本全体としてこの震災を乗り切ろうといったお話や、神戸慶應倶楽部が主幹となる関西合同三田会を成功に導くためにみんなで力を合わせて行こう、といった趣旨のお話を頂きました。

状況を鑑み、乾杯は自粛し、他のお客様もいらっしゃるということで若き血の合唱は行いませんでしたが、いつもながらの東天閣様の大変美味しい料理に舌鼓を打ちながら、久しぶりの会員同士の話にも花が咲きました。また途中では当日出席された新入会員の方々からのご挨拶もあり、関西合同三田会に向けた神戸慶應倶楽部の結束力の強さを再認識した例会となりました。またこの場をお借りして素晴らしいお料理と心温まるひと時をご提供いただいた中神先輩、並びに東天閣のみなさまに御礼申し上げさせていただきます。

福澤先生生誕記念祝賀会報告

河野 忠友(平1商)

去る平成23年1月10日、大阪上本町のシェラトン都ホテルにおいて大阪慶應倶楽部主催による福澤諭吉先生生誕176年記念祝賀会が盛大に挙行されました。

式典はまず塾歌の斉唱で始まり、銭高一善大阪慶應倶楽部会長よりご挨拶がありました。続いて清家篤塾長による講演があり、一昨年来の義塾創立150周年記念事業が大成功を収め慶應義塾が未来に向かって進みだしたことをお話になられました。また慶應義塾は学問を通じ新しい付加価値を創造し、世界と日本の各地域において変化に対応できる人材を育成してゆくと述べられました。

式典に続き塩川正十郎元財務大臣による乾杯のご発声で懇親会が始まり、終始和気藹々としたムードの中、新春の交歓が進行してゆきました。

本年は特に主催者の計らいにより神戸慶應倶楽部佐井会長のスピーチタイムが設定されました。我が佐井会長は本年10月23日に神戸にて開催される関西合同三田会をダンディにスマートにアピールされました。

佐井会長曰く、昨年の関西合同三田会開催地は滋賀県大津で今年のNHK大河ドラマは「お江」、来年の大河ドラマは「平清盛」、合同三田会は「そして神戸(開催)」なんだそうです。「合同三田会の開催地は翌年の大河ドラマの舞台になる」、この流れるようなスピーチは出席者一同の喝采を浴び、最後は「若き血」の大合唱にて閉会となりました。

末筆となり恐縮ですが、毎年福澤先生ご生誕の地である大阪にて生誕記念祝賀会を主催されます大阪慶應倶楽部銭高会長はじめ会員の皆さんにあらためて感謝申し上げます。

関西合同三田会に向けて

式典担当委員長 土井 正孝(昭63商)

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さま、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

この未曾有の大災害が発生した年に、16年前、阪神淡路大震災で大きな被害を受けた神戸の地で関西合同三田会が開催されることに運命を感じざるをえません。

関西合同三田会が開催される10月23日(日)には、被災地では復興が力強く行われていることと思います。復興を果たした神戸から、その復興を少しでも後押しできる力がおくれるような会に出来ればと思います。

 式典は、恒例通り塾歌斉唱で始まり、来賓紹介・歓迎の挨拶等を行い、連合三田会会長からの祝辞、そして、清家塾長からのご講演を頂く予定にしております。また、地元首長にも来賓としてご出席いただけないか現在調整を行っております。

式典は厳かな中にも、震災の復興を成し遂げた神戸らしいメッセージが届けられるものにしたいと考えております。

式典担当は、式典そのものだけではなく、神戸に来ていただける方々の誘導・受付等も役割であり、一人でも多くの神戸慶應倶楽部会員皆さまのお力をお借りしないと出来ません。一人でも多くの皆さまに関西合同三田会に参加頂くとともに、皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

2011年新年号掲載

クリスマス家族例会レポート

盛山 昌子(平15商)

12月4日(土)、ポートピアホテル生田の間にてクリスマスパーティーが開催されました。会員の皆様はオークションに出品する品を手に早々と集まられ、会場は賑やかな雰囲気に包まれました。6時半の開会のお時間になると、佐井会長によるご挨拶、続いて福井副会長による乾杯で会は和やかに始まりました。(出席者50名)

各テーブルの横にはお料理が並び、シェフの方々の手元にあるお鍋からはおいしそうな香りが漂っていました。お料理を取る際に前や後に並んでいらっしゃる方と「これ、とってもおいしかったですよ。」とか「お変わりなくお元気でしたか。」等というちょっとした会話をする度に、塾員同士の仲間意識の強さを感じます。私にとって楽しく嬉しい時間です。

今回の会でもまた新しいメンバーを迎えることが出来ました。今年の3月にご卒業なさったばかりのピカピカの塾員一年生でした。神戸慶應倶楽部は新会員を皆で歓迎し、年齢や学部を超えて楽しめる場所です。

会が始まって一時間程すると、ジャズの演奏が始まりました。「星に願いを」に始まり、クリスマスソングが次々と奏でられ、会場内の雰囲気は一段と盛り上がりました。そして、恒例の浦上先生ご夫妻によるオークションが始まりました。野球選手のサイン色紙や素敵な風景画等、今年も数多くのグッズが出品され、テーブルのあちらこちらから声が挙がる大盛況となりました。また、新入会員の挨拶では来年の合同三田会で司会者の呼び声高い、元TVアナウンサーでらっしゃった子守さんによる「ジェットストリーム」の披露もありました。

締めに「若き血」の合唱とエールが送られ、閉会となりました。

最後に私事ですが、慶應病院で勤務する主人の留学について、平成23年3月上旬からニューヨークに参ります。2年程で帰国する予定です。また皆様とお目にかかれますことを、楽しみにさせて頂いております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

オークションの売上金額は172,000円となりました。また、当日用意されましたビール、ウーロン茶はアサヒビール様より協賛頂きました。
ご協力、誠にありがとうございました。

関西合同三田会2010inびわ湖 錦秋の琵琶湖畔(湖都)に塾員が集う

石崎 雄三(平9経)

去る、平成22年11月21日(日)に、滋賀県大津の大津プリンスホテルにて、関西合同三田会2010inびわ湖が開催されました。今回の合同三田会は、初めて近江慶應倶楽部の単独主幹ということで、大変意気込み高いものと聞いておりましたが、400名を超える登録があったとのことです。

まず、式典の開催に際し塾歌の斉唱があり、来賓及び各三田会会長の紹介がありました。続いて松村哲夫近江慶應倶楽部の歓迎の挨拶、銭高一善関西合同三田会会長の挨拶がありました。その後、服部禮次郎慶應連合三田会会長の祝辞がありましたが、ご高齢にもかかわらずはっきりとした大きな声で演説されておられたのには感服いたしました。そして、清家篤塾長、嘉田由紀子滋賀県知事の講演がありましたが、非常に興味深い話でした。詳しい話は、参加された塾員の方から聞いてください。式典の最後に、びわ湖ホール声楽アンサンブルの重唱があり、とてもすばらしいものでした。

続いて、別会場にて懇親会がスタートとなりました。まずは、京都祇園の地方さんによる見事絢爛な素囃子があり、河本英典実行委員長の挨拶、そして安西祐一郎前塾長の挨拶となりました。その後、嘉田知事、清家塾長、服部会長、各三田会会長による鏡開き、乾杯となりました。乾杯は滋賀県を代表する3種類の地酒にて執り行われましたが、3種類とも個性があり美味しいお酒でした。

会食も、寿司などはすぐに完売となりましたが、どの料理もとても美味しくいただきました。会食中にはアトラクションとして大津絵踊りがあり、雰囲気を和ませてくれました。会も終盤にさしかかりメインイベントである抽選会となりました。土井副幹事長が神戸慶應倶楽部を代表し、見事、奈良三田会会長の出品された掛け軸を獲得されました。

最後に次回開催地紹介として我が神戸慶應倶楽部の佐井裕正会長の挨拶となり、宮崎君武近江慶應倶楽部副会長の謝辞、皆での若き血の合唱で閉幕となりました。

2011年には、関西合同三田会が神戸で開かれます。もう既に実行委員会は活動しておりますが、今回参加してみて必ずや2011年の神戸での開催も大大大成功にしようと感じました。それには、皆様のご協力、ならびにご登録も必要となりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

関西合同三田会に向けて

実行委員長 徳丸 公義(昭54商)

平成23年秋に神戸慶應倶楽部が主幹する関西合同三田会の実行委員長に就任致しました徳丸公義です。早いもので前回神戸慶應倶楽部が、関西合同三田会を担当してから6年経ちました。当時、場所そのものは、城之崎温泉の由緒あるホテル西村屋招月庭において但馬三田会の主幹で実施されましたが、実質的にはパンフレットの作成に始まり送迎バスや宿泊の手配等に至るまでの大部分を神戸慶應倶楽部が担当しました。当時、五代友和会長の下、高橋洋三副会長が実行委員長となり、私は幹事長の立場で業務を実施致しました。開催の直前数ヶ月は、非常に忙しい日々でしたが、それも今となっては良い思い出となっています。

一方、11月21日に大津プリンスホテルで行われた近江慶應倶楽部の初めての主幹による関西合同三田会に出席しましたが、素晴らしい会合でした。アトラクションも和洋を勘案し、老いも若きも楽しむことのできる構成となっており、近江慶應倶楽部の意気込みを感じる内容でした。登録者数も400人を超えたそうで、松村哲夫会長も終始ご満足されたご様子でした。

さて、我が倶楽部が主管となる関西合同三田会ですが、今回は、神戸ポートピアホテルで10月23日(日)に開催されます。既に実行委員会を何度も開催し準備を滞りなく進めております。実行委員会は、交渉担当部門(村尾憲一郎委員長)、式典担当部門(土井正孝委員長)、懇親会担当部門(木村健委員長)で構成されており、総勢30人弱の強力なメンバーが集ってくれました。これも佐井裕正会長や河野忠友幹事長のご尽力によるものであり感謝しております。来場の方をもてなす会場とお料理は、中内仁副幹事長が社長をされている神戸ポートピアホテルですので、万全の信頼を置いております。従いまして、今後検討を要するのは、運営に関する事項であると考える次第です。無論、お迎え、式典、懇親会、お見送りといったスケジュール全体を万事そつなく進行していかなくてはなりませんが、参加していただいた方が温かみを感じるようなおもてなしを演出することができれば喜ばしい限りです。また、登録者の人数を相当程度集めることも重要ですが、それよりも実際に参加していただいた方が、神戸まで来て本当によかったなあという満足感を抱きながら帰宅していただくことも、また非常に大事であると考えています。さらにこうしたひとつの目標に向かって神戸慶應倶楽部の方々が知恵と力と汗を出し合うことで一致団結することができれば、幸いです。神戸慶應倶楽部の会員の皆様には、関西合同三田会の成功に向けて様々なご支援を是非宜しくお願いいたします。