月例会

2017年

2017年11月号掲載

10月例会

池内大雅(平16経)

 10月例会が10月13日(金)神港ビルにて開催されました。

 今回の講師は、尾川哲郎先輩(昭52・法)を講師としてお招きし、「治安の維持と警察活動 ~警察人生を振り返って~」というテーマでお話しをしていただきました。

 尾川先輩は、ご在職中にはドイツ・ミュンヘンへ総領事館領事として渡られ、1992年のミュンヘン・サミット、1993年の天皇皇后両陛下ご訪独の際には、ドイツ警察と共に警備のご対応をされたそうです。その貴重なご経験から組織で守る日本警察の特色をお話しいただきました。

 ご帰国後の神戸で起こった中国人集団密航事件の捜査に当たられたお話しでは、通話記録をくまなく辿り、繰り返しのガサ入れをされるなど、黒幕を逮捕するまでの緊迫した8カ月間の様子は警察24時さながらでした。私たちには見えていないだけで身近なところに多くの犯罪が隠れていることを知り、警察の役割の大きさを改めて感じました。

 また、密航事件の黒幕のように、数多くの犯罪に関わっている犯罪者も多いと思います。私たち一人一人が正義感を持ち、目を光らせることで、大きな犯罪を未然に防げたり、多くの事件を解決する可能性もあることを知ることができました。

 最後は尾川先輩にアンコールを含め2曲の引き語りをしていただきました。警察官の情熱を感じさせる素晴らしい歌声に拍手喝采で閉会を迎えました。

 

 

濱根杯

池武市寿一(昭59法)

 第3回濱根杯が、10月21日(土)有馬ロイヤルゴルフクラブ ロイヤルコースで11名参加の下、開催されました。

 当日は、大型台風が直撃する前日にあたりましたが、スタート時は雨も降らず、今日は大丈夫かもしれないとの、淡い期待を抱きつつスタートしました。
しかし、現実は厳しく、3番ホールを過ぎた当たりから降り始め、9番ホールが終わる頃には、グリーンに水が浮き、前半で上がる事になりました。大変良いコースなので、18ホール回りたかったのですが、この楽しみは次回にとっておきたいと思います。

 悪天候にも関わらず、好スコアーの方も多かったのですが、ハンディに恵まれ優勝させて頂きました。

 私は、約2年前に神戸慶應倶楽部に入会させて頂いたばかりで、会合にも数回しか参加した事がない、新米会員でありますが、参加をさせて頂く度に、皆さんに温かくして頂き、大変楽しませて頂いております。

 ゴルフも初めての参加でしたが、清水先輩、山上先輩、松尾さんの同伴者にも恵まれ、好プレー、珍プレーも有る等、大変楽しく回らせて頂きました。

 優勝させて頂き驚いた事は、お預かりした優勝トロフィーが大変立派である事です。表彰式の席上、五代顧問から教えて頂いた、濱根元会長の豪快で面倒見の良い人柄が良く判りますし、狭い家の中で、大変な存在感を示しています。
 
最後になりますが、次回幹事を仰せつかりました。
 
まだ早いですが、せっかくの濱根杯です。来年皆さんの積極的な参加をお待ちしています。

(参加者/卒業年度順)
五代友和(昭37商)、池田雅彦(昭39工)、清水賢(昭50経)、山上高弘(昭52経)、堺充廣(昭53法)、城口隆(昭56経)、武市寿一(昭59法)、松尾茂樹(昭60商)、和田真一(平7商)、今泉良太(平10経)、小松原健裕(平13法)

 

 

平成29年度慶應義塾大学指定寄付奨学金授与証交付式

神戸慶應倶楽部会長 堺充廣(昭53法)

 9月15日(金)午後6時から三田キャンパス・西校舎ホールにて平成29年度慶應義塾大学指定寄付奨学金授与証交付式が開催され、昨年に引き続き、来賓として出席してきました。
指定寄付奨学金制度は社中協力の精神に基づき、主として塾員が資金を捻出して授与する奨学金で、塾も重要視している奨学金制度です。指定寄付奨学金を授与する奨学会は、年度三田会、地域三田会、職域三田会、篤志家、工学部同窓会の5種の団体から構成されており、本年度は、31団体から延べ221名の奨学生に奨学金が授与されました。神戸慶應倶楽部は平成25年度から奨学金を授与しており、今年は甲陽学院高等学校卒の理工学部3年生辰巳周一君に奨学金を授与しました。

 交付式では、長谷山彰新塾長と千田憲孝大学奨学委員長・学生総合センター長がご挨拶をされました。長谷山彰新塾長は、指定寄付奨学金制度は長谷山塾長が学生総合センター長に就かれていたときに始まった奨学金であり感慨深い、授与される塾生は、縁を大事にし、精進して欲しいとのお話をされました。続いて、長谷山塾長から奨学生代表の看護医療学部の宮里美春さんに授与証が交付され、奨学生代表の理工学部3年若井舞希さんが謝辞を述べました。若井さんは海洋生物に興味があり、遺伝子工学を研究しているとのことで、家庭の事情から大学院への進学を迷っていたが、大学院へ進学し、今後も研究を続けていきたい、と感謝の言葉を述べられました。交付式への出席は5年目ですが、いずれの年も奨学生代表には女性が選ばれており、改めて女性塾生の質の高さを感じました。

 交付式終了後は西校舎地下1階の「生協食堂」で懇談会が開催され、駒村圭吾常任理事の、自分も奨学金で大学院を卒業できたので感謝に絶えませんとのご挨拶の後、渡部直樹常任理事の乾杯の発声で懇談会が始まり、奨学生や他の奨学会塾員と「人間交流」を深めました。

 塾生の7割が首都圏の出身者で、地方から塾へ進学する人が減ってきていると聞いています。指定寄付奨学金が神戸からの進学者の増加に少しでも役立ってくれればと願っています。会員の皆様のより一層のご協力をお願い致す次第です。

 

 

2017年9月号掲載

7月家族例会

岡本 一真(平11医)

 7月22日土曜日、神戸ポートピアホテル本館地下1階の「布引」におきまして7月家族例会が開催されました。奥様やお子様も含め、36名の方が参加され、ゴージャスながらも和気あいあいとした雰囲気で盛大に行われました。

  堺会長より開会のご挨拶の後、浅沼評議員に乾杯のご発声を頂戴し、会が始まりました。しばしの歓談の間に、美味しいお料理と豪華なデザートを存分に楽しませていただきました。食事も一段落したところで、オーケストラ「アンサンブル神戸」より金管楽器5奏者をお招きしてのコンサートが開幕しました。ヘンデルの水上の音楽、モーツアルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークから始まり、ずいずいずっころばしといった邦楽曲、そして映画曲に至るまで、美しくも迫力ある演奏を楽しみました。金管楽器のご紹介も頂き、「チューバってこんな楽器だったのだ」などと勉強にもなりました。

  そして、恒例のオークションです。浦上先輩ご夫妻の息の合った名司会のもと、阪神タイガースグッズ、大澤副会長からの銘酒「徳若」、中内先輩からのポートピアホテル宿泊券、五代先輩の絵画などなど次々に落札され、終わってみれば183,300円の売上となりました。たくさんのオークションへの出品、ありがとうございました。大澤副会長より中締めのご挨拶を頂戴し、松尾副幹事長のエールの下、若き血を合唱し、楽しい会はお開きとなりました。

 

 

6月例会レポート

中村 利充(平18商)

 6月例会が6月23日(金)神港ビルにて開催されました。今回は、神戸慶應倶楽部の会員でもいらっしゃる子守康範先輩(昭60・商)を講師としてお招きし、「放送で学んだ伝えるチカラ」というテーマでお話をして頂きました。

 ご存知の方も多いかと思いますが、簡単に子守先輩のご経歴をお伝えします。塾卒業後は、毎日放送のアナウンサーとしてご活躍され、独立後は自分史の映像を製作する[アンテリジャン]を立ち上げられました。一方でラジオパーソナリティとしてもご活躍され、多くのファンを魅了していらっしゃいます。

 冒頭から子守先輩の熱い語り口に引き込まれましたが、「伝わっていない」という現実を受け止める必要があるというフレーズを聞いて、普段の生活や仕事で思い当たる節が無いか考えるきっかけとなりました。我々は人に話を聞いて欲しいという思いから、相手の気持ちを考えずに一方的に話すこともありますし、その時の気分で声のトーンも高低があると思います。誰しも経験があると思いますが、あの時絶対伝えたから聞いているはずだという事がしばしばあります。しかし、これは「伝わっていない」という現実を受け入れることが出来ず、矢印を自分に向けずに相手のせいにしているだけなのです。

 相手に何かを伝える時は、やみくもに大きな声で話すのではなく、①声の大小をコントロールする②スピードの緩急③トーンの高低④間(ま)が大切であると教えて頂きました。確かに話を聞いていると4つのことが絶妙に絡み合っているからこそ、自然と話に吸い込まれていたと感じました。

 参加者の皆さんも子守先輩の伝えるパワーを感じ取り、何かを伝えるにはしっかりと準備をして、本気で挑まなければならないことを学べたと思います。

2017年6月号掲載

平成29年度定時総会

小嶋淳平(平12経済)

 5月30日(火)午後6時30分より、平成29年度定時総会及び懇親会が開催されました。場所は古くから政財界の社交場として世界中のVIPから愛されてきたと言われる神戸オリエンタルホテルで、歴史と伝統を重んじる神戸慶應倶楽部の総会を開催するのに相応しく、49名もの参加となりました。

 総会は、皆で塾歌を斉唱した後、はじまりました。そして、今年で4回目の登板となる堺会長が議長となり、提出されたすべての議案が原案通り承認されました。また会員数について、前年より13名増加の261名になったという喜ばしい報告もありました。

 懇親会では、浅沼評議員の乾杯のご発声ではじまり、140年以上続く、オリエンタルホテルの味に舌鼓を打ちながら、各テーブルで会話に花が咲いていました。途中、奈良三田会からいらした吉田実行委員長から11月26日(日)に橿原神宮で開催される関西合同三田会のご案内あり、萩原会員の結婚発表あり、終始和やかな雰囲気に包まれておりました。また新年度幹事団の紹介の際には、本年度は今まで以上に倶楽部に貢献できるよう決意を新たにいたしました。徳丸副会長に中締めのご挨拶をいただき、最後は恒例の「若き血」を松尾副幹事長の指揮のもと、元気一杯合唱し、お開きとなりました。

4月例会レポート

高橋 毅(平6商)

 4月14日(金)神港ビルにて4月例会が開催されました。今回の講師は、岡田歯科医院の岡田哲也院長で、「現代版身体学問のすすめ 科学ではわからない人間の本質」という講演をしていただきました。

 岡田先生は1963年に兵庫県でお生まれになり、大阪歯科大学をご卒業後は、岡田歯科医院(神戸・大阪)の院長、および一般社団法人ブレインズ・コンセンサス・コミュニケーションズの代表理事としてご活躍です。

 岡田先生は歯科診療を通じ、原因不明の症状に悩む人に共通する身体の「力み」に着目、無理なく効率よく、いつでもどこでも簡単に体を支えることができる身体の使い方、「山おり理論」を構築され、この理論をもとにした歯科診療や、全身の症状の改善に対応するための個人指導が人気となり、地元神戸での市民講座やラジオ講座の講師、情報ラジオ番組にもご出演されています。

 また、自己管理セミナーやアスリート向けのメンタルトレーニングセミナー等も開催されています。企業のメンタルヘルス相談にも対応し、心に対する身体からのアプローチで成果を出され、行けば必ず元気にしてくれる「奇蹟を起こすちょっと変わった歯科医」としてご評判です。

 講演の冒頭で、先生の病院は歯科医院であるにもかかわらず、肩こりで来院される患者さんもいらっしゃるということをお話になり、正直に申し上げると、はじめは半信半疑でしたが、講義を拝聴するにつれ、肩こりの患者さんが岡田歯科医院を訪れる理由が納得できました。講義を通して、先生は身体について知ることの大切さや、本当に大切なものは見えないところにあるということ、誤った健康の知識に惑わされないことを繰り返しお話いただきました。
私たちは自分の身体について知らないことがあまりにも多いのです。

 先生の提唱される「山おり理論」を、出席者に対して実演をしていただき、不思議な体験を通じて「山おり理論」を実感できました。文章でお伝えすることが非常に難しいのですが、「山おり理論」とは身体への意識の持ち方を変えることにより、身体にスイッチが入った状態を作り出すことであると理解しました。身体にスイッチが入った状態になると、身体が本来持っている潜在的な筋力等の能力をより発揮することができるようになります。

 逆に言うと、普段私たちは身体が持っている能力を発揮できていないということです。姿勢、意識の持ち方、メンタル、ルーティン等、ほんの些細なことですが、それらを上手にコントロール・マネジメントすることで人間は驚くような力を発揮できます。

 余分な筋力を付けすぎたアスリートのパフォーマンスは必ずしも芳しいものではありません。私たちは外見や先入観に惑わされ、本質を見失っていることはないでしょうか。この講義を通じて、自分の身体についてもっと知りたいと考えるようになりました。岡田先生、ありがとうございました。

春の慶早ゴルフコンペ 廣野ゴルフ倶楽部

天竹清裕(平15経済)

 5月23日(火曜日)第56回慶早ゴルフコンペが廣野ゴルフ倶楽部にて開催されました。
当日は朝から快晴で、最高のコンディションでした。今年は慶應13名、早稲田8名の計21名、7組でした。熱い戦いが繰り広げられました。

 結果は神戸慶應倶楽部384ストローク、神戸早稲田倶楽部404ストローク、神戸慶應倶楽部が20ストローク差で勝利しました。(上位5名のネットスコアの合計)

個人戦でも神戸慶應倶楽部の圧勝という結果に終わりました。優勝は神戸慶應倶楽部から、土井先輩。これで大会2連覇です。どこまで連勝記録を伸ばされるのでしょうか!?

 秋の慶早コンペは9月7日(木曜日)に神戸ゴルフ倶楽部で開催されます。恒例のすき焼きパーティーも行われますので、また参加させていただきたいと思います。

(出席者(卒業年度順))
森隆/堺充廣/徳丸公義/城口隆/田辺恭久/安井明子/土井正孝/山本俊一/河野忠友/
茂木立仁/和田真一/小松原健裕/天竹清裕

2017年4月号掲載

新年例会

後藤大悟(平13経)

 1月27日、恒例の西村屋 和味旬彩にて新年例会が開催されました。 参加者は入会希望者1名を含む38名が集まり、大阪北野高校ご卒業で平成16年理工学部(機械工学科)卒のラクビー日本代表 元主将の廣瀬俊朗さんの講演を聞かせて頂きました。

 講演に先立ち堺会長から年頭のご挨拶と、1月10日の福沢先生誕生記念祝賀会のご報告がありました。廣瀬さんの講演の内容は、主に2015年ラグビーW杯勝利の舞台裏と、現在の活動についてご紹介頂きました。

 まず、2015年ラグビーW杯の舞台裏については、長い時間をかけた準備によって、計算・計画をしつくした後で、南アフリカ戦での勝利があった事を解説して頂きました。日本人の良さ(まとまりの強さ・168日の合宿に耐えるタフさ・緻密に動く等)を生かしたチーム作りで準備を積み上げ、外国人の選手も「君が代」を一緒に歌う事でチームを作り上げる過程は、ラクビーだけではなく、会社経営や実生活にもとても参考になる内容でした。試合前後の映像も見せて頂き、改めて当時の勝利の興奮が伝わりました。

 最後に廣瀬さんの今後の活動や、ガーナの子どもたちへスタンドを作るNPO法人「DO」についてのお話をお伺いし、日本で開催の2019年ラグビーW杯に向けたボランティアスタッフが7,000人程度必要とのご案内を頂きました。

 とても短い時間でもっとお話を伺いたい所でしたが、続きは懇親会でとあいなりました。懇親会では、参加者全員で西村屋の蟹料理を堪能する事が出来ました。廣瀬さんの著作「なんのため勝つのか」の販売・サイン会もあり、ご持参頂いた50冊完売となりました。
最後になりましたが、西村屋のみなさまに、この場を借りて御礼申し上げます。早くも来年の新年例会を待ち遠しく感じております。

3月例会

根来陽子(平23商)

 3月10日(金)午後6時30分より、毎年恒例の3月例会が中華料理の名店「東天閣」にて行われました。今回の参加者46名で、小池幹事長の司会のもと、和田顧問の乾杯により始まりました。途中、ビジターの方のご挨拶や近況報告を挟みながら、東天閣の美味しいお料理をいただきました。

【メニュー紹介】 前菜の盛り合わせ、フカヒレスープ、エビチリ、海老のマヨネーズ、北京ダック、タイのフリット、スペアリブ、あんかけ焼そば、鳴門金時芋の飴炊き

 木村副会長からご挨拶をいただき、お開きとなった後、こちらも恒例のお店の外で全員集合の記念撮影を行い、あっという間の楽しい時間を過ごさせていただきました。最後になりましたが、中神先輩をはじめ、東天閣の皆様にはいつも大変お世話になり誠にありがとうございます。来年も楽しみにしております。

2017年1月号掲載

賀詞交換会

鳥巣慶太(平12理工)

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月4日、倶楽部ルームにて「新年顔合わせ会」が行われ、14名が出席されました。
大澤副会長からご寄贈いただいた「徳若」での乾杯をはじめ、お酒を酌み交わしながら、先輩方と交流を深めることができました。井上先輩からはイーゼル会(私も参加しております!)、浅沼先輩からは読書会と囲碁同好会、大場先輩からはKKJCの活動についてご紹介いただき、その他時事問題や塾での思い出話等々、閉会予定時間を大幅に上回る賑やかな会となりました。今年はKKJCに入会してしまおうかなと考えています。最後に、木村副会長のもと一本締めで閉会しました。なお、当日は募金が行われ11,000円が集まりました。この顔合わせ会、毎年楽しいです。皆様ありがとうございました。

 

11月例会レポート

藤本華子(平16法)

 11月11日(金)18時30分から、神港ビル7階会議室にて11月例会が開かれ、講師に中山太郎元外務大臣秘書の西野あすか氏(平成16年・総合政策学部卒)をお招きしました。

 西野氏は、高校時代のオーストラリアでのホームステイのご経験から、海外にご興味をお持ちになりました。大学時代はフランス交換留学中に、ヨーロッパ10カ国以上でホームステイをご経験され、大学院時代は、ヨーロッパのトラムやレンタルサイクルの仕組みをご研究、地方自治体の活性化に取り組まれました。

 卒業後、中山太郎元外務大臣の議員秘書となり、世界各国の要人との会談やレセプション、APEC等のフォーラム、視察等の外遊に同行し、外交の片鱗を垣間見てこられました。現在は大手メーカー営業部に所属、日々海外と取引・提携業務を行われています。また、2013年の「きものの装いの準女王(カジュアル部門優勝)」(関西きもの装いコンテスト)でもいらっしゃいます。

 今回の講義では、「マル秘話~秘書日記メールマガジン~」と題して、政治家秘書の業務内容や裏話等を語っていただきました。
多岐に渡る秘書の業務内容として、下記のご紹介がございました。

【国会会期中】
・議員会館で待機、来客対応
・議員のお抱え運転手や議員の移動のサポート
・各種議員連盟に関するイベントや勉強会の運営
・地元の支援者の国会議事堂への案内
・後援会・座談会のアテンド、議員の代理出席

【選挙期間中】
・選挙区内での後援会への挨拶まわり
・候補者への為書き作成・送付
・講演サポート
・ポスター作成・配布
・各種座談会・後援会のセッティング

 また、「議員の寝言チェック」という少し変わった大切な業務があり、新幹線等の移動中に、中山先生が寝言で失言しないかチェックしていたそうです。

 今回のご講演では、スペイン・サウジアラビア・ドバイ・イラン等、外遊先でのオフショットや、地元・党本部・官邸内部等、国会内部の写真まで、多数のご紹介があり、なかなか見ることができない貴重な写真を拝見することができました。
  秘書の仕事の良い点としんどい点のご紹介があり、良い点では、議員の傍で働くからこそ得られる利点を挙げられていました。

 また、丸秘話では、党首選挙の開票作業にあたられた際の裏話や、イラン入国時のビザ取得の裏話、差し支えない範囲では中山太郎元議員と小泉純一郎元首相が同じ理容店に通われていたことや、福田康夫元首相は歩くのが早くSPも付いていけない程だったといった面白いお話がありました。
  西野氏は、中山先生が秘書を募集されていることを知り応募したところ、中山先生の母と西野氏の曾祖母が同じ時代の国会議員であった奇遇なご縁から採用が決まりました。西野氏の曾祖母は武田キヨ氏で、初代女性国会議員の市川房枝氏と同期でいらっしゃいます。

 西野氏のご講演は、当時お世話になった先生方の大半が引退されたことをきっかけにスタートされ、ラジオやロータリーでもご講演なさっているそうです。元外務大臣秘書の業務内容や裏話等、盛りだくさんの内容で大変参考になりました。

12月家族例会レポート

寺田以統子(平14環)

 平成28年12月10日(土)、神戸ポートピアホテルにて家族例会が開催されました。ご家族も含め、50名の方が参加され、和やかな雰囲気の中、多いに盛り上がりました。

 今回は、清水先輩のご息女であるソプラノ歌手の清水美也子様とピアニストの石川武司様による共演が行われました。清水美也子様の力強い歌声と石川武司様の滑らかな演奏で、「Memory」(ミュージカル「キャッツ」より)や「夢やぶれて」(ミュージカル「レ・ミゼラブル」より)など馴染みのあるミュージカルナンバーが披露されたので、皆さま聞き入っておられました。また、参加者全員で、ベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」を合唱し、充実した時間があっという間に過ぎていきました。想定外のアンコールに戸惑いながらも応えてくださった、アカペラでの「私のお父さん」(プッチーニ歌劇「ジャンニ・スキッキ」より)も素晴らしいものでした。

 そして、恒例のオークションでは、中内先輩からご提供いただいた神戸ポートピアホテルの宿泊券や五代先輩の絵画などが、浦上ご夫妻による名司会により次々と落札されていき、最終的に163,500円の売上となりました。たくさんの出品、ありがとうございました。

 最後に、松尾副幹事長のエールの下、「若き血」を合唱し閉会となりました。