読書会

2010年

2010年11月号掲載

神戸慶應倶楽部読書会 第12回

第12回目の学問のすすめ読書会が9月15日(水)に行われました。参加者は、堀切、浅沼、藤井、六拝、左川、福野、阪本、野田、鈴木、古武、池田の11名でした。ちょうど前日に政権党である民主党の代表選挙の結果も出ており、今後の政府の経済政策に興味が高まっているところでしたので、堀切さんに「日本は戦後なぜ高度成長をとげることができたのか」というテーマで日本のかつての経済大国を成り立たせた条件に関しての分析をお話頂きました。このテーマで熱い議論をしているうちにあっと言う間に時間が経ってしまいましたので、学問のすすめの輪読は今回お休みです。代わりに、六拝さんから福澤先生の「修身要領」についての資料(都倉)が紹介されました。

第2部では、池田さんの大阪、京都、奈良、神戸の文化風土に関する深い薀蓄を肴にビールやワインを楽しみました。日本の経済政策の貧困さは早稲田大学の政経学部の受験科目にあるという珍説も飛び出しましたが、妙に説得力がありました。今回は活きた経済と政策の勉強会になりました。(その翌日政府・日銀が円売り・ドル買いの為替介入に踏み切りました)

次回は平成22年11月16日(火)18:30から、阪本豊起副会長の事務所(建隆ビルII3階)で、「学問のすすめ」第12編から始めます。2部の飲み会の割り勘代3,000円と「学問のすすめ」(岩波文庫)を持って気軽においでください。会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルIIの3階です。商船三井ビルの東隣です。18:30以降は正面玄関が閉まるので地下通用口からお入りください。但し、お酒とさかなの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。

読書会世話役  阪本豊起

2010年9月号掲載

神戸慶應倶楽部読書会 第11回

第11回目の学問のすすめ読書会が7月21日(水)に行われました。参加者は、堀切、浅沼、藤井、古渕、六拝、左川、福野、阪本、野田、鈴木、宍戸、古武、池田の13名でした。最近好調の阪神タイガースのようにレギュラーの厚みがますます増しております。学問のすすめを紐解く第1部では堀切さんの学問のすすめの「抄」版に従って、第9編から第11編まで味わいました。

7月16日に大阪で行われた福沢先生生誕175年記念式典の直後でもあり、記念講演「『私立』ということ」の鷲田大阪大学総長のお話の肝であった「一国独立の主人」とダブりながら理解が進んだように思います。また六拝さんから小室正紀経済学部長の「福沢諭吉は、経済や経済人に対し、時期によって3つのことを言っている」という講演も紹介され学問のすすめに新たな切り口から更に興味がわきました。更に堀切さんからは中西輝政京都大学教授の「大正デモクラシーの呪い、わが民族の病を直視し『改革の泥沼』から脱せよ」、御厨貴東京大学教授の「民主党政権の課題と展望」という最近の論調が紹介されました。このように読書会は「独立自尊」の人となるべくあたまの訓練を続けております。第2部では、池田さんから提供された大沢副会長醸造の銘酒『徳若』や復刻版の昔のアサヒビール、ワインを楽しみました。

次回は平成22年9月15日(水)18:30から、阪本豊起副会長の事務所(建隆ビルII3階)で、「学問のすすめ」第12編から始めます。2部の飲み会の割り勘代3,000円と「学問のすすめ」(岩波文庫)を持って気軽においでください。会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルIIの3階です。商船三井ビルの東隣です。18:30以降は正面玄関が閉まるので地下通用口からお入りください。但し、お酒とさかなの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。

読書会世話役  阪本豊起

2010年6月号掲載

神戸慶應倶楽部読書会 第10回

第10回目の読書会が6月3日(木)に行われました。参加者は、堀切、浅沼、藤井、古渕、六拝、左川、福野、阪本、野田、鈴木、宍戸、古武の12名でした。

まず学問のすすめを紐解く第1部では堀切さんの学問のすすめの「抄」版に従って、第6編から第8編まで味わいました。第2部の飲み会では誰かが話題を提供して、その話題について参加者で議論をしようということになり、まず堀切さんから「一身にして2生を経る(福沢諭吉)」と題し話題の提供がありました。大東亜戦争の前後で二分された日本で「一身にして2生を経た」ご自身の体験をダブらせながらこれまでの日本について分析され、日本の今後の姿について大胆な予測がなされました。阪本がオランダの旅から帰ってきたこともあり、ベルギーとオランダのビールを飲みながら意見を出し合いました。

次回は平成22年7月21日(木)18:30から、阪本豊起副会長の事務所(建隆ビルII3階)で、「学問のすすめ」第9編から始めます。2部の飲み会の割り勘代3,000円と「学問のすすめ」(岩波文庫)を持って気軽においでください。会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルIIの3階です。商船三井ビルの東隣です。18:30以降は正面玄関が閉まるので地下通用口からお入りください。但し、お酒とつまみの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。

読書会世話役  阪本豊起

2010年4月号掲載

第7回目の読書会が11月17日(火)に行われました。年内に素読を終わってしまおうということで一気に第17編(人望論)まで進みました。お互いに慶應義塾を卒業第8回目の読書会を1月20(水)に行いました。昨年1年掛けて第1編から17編まで素読をしてきましたので、今回からはもう一度第1編からに戻り、最初の第1編と最後の第17編を中心に福沢先生のおっしゃることの理解をすすめ、感想を述べ合いました。8回目の参加者は、堀切、浅沼、藤井、古渕、六拝、福野、阪本、宍戸、野田、鈴木を加えて10名でした。

第9回目の読書会は3月16日(火)に行われました。9回目の参加者は、堀切、浅沼、藤井、古渕、六拝、左川、福野、阪本、野田、鈴木、池田、善塔の12名でした。堀切さんが学問のすすめの原文の表現に手を加えることなく原文を使って学問のすすめの「抄」版を作ってくださったので、この「抄」版を使って、第1編から第5編までに戻り、学問のすすめを味わいました。

次回は平成22年6月3日(木)18:30から、阪本豊起副会長の事務所(建隆ビルII3階)で、「学問のすすめ」第6編(国法の貴きを論ず)から始めます。読書会の後は、時事放談を楽しみながらの飲み会になります。(飲み会の割り勘代は3,000円です)「学問のすすめ」(岩波文庫)を持って気軽においでください。会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルⅡの3階です。商船三井ビルの東隣です。18:30以降は正面玄関が閉まるので地下通用口からお入りください。「学問のすすめ」(岩波文庫)を持って気軽にご参加ください。 

但し、お酒とつまみの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。 
読書会世話役  阪本豊起 

2010年新年号掲載

第7回目の読書会が11月17日(火)に行われました。年内に素読を終わってしまおうということで一気に第17編(人望論)まで進みました。お互いに慶應義塾を卒業したという縁をいつまでも大事にして、交流を保ち、福澤先生の御著書をもとに勉強を続けていることこそ学問のすすめの真髄かもしれません。7回目の参加者は、堀切、浅沼、藤井、古渕、六拝、左川、福野、阪本、宍戸、野田、野田夫人にこの日から新たに参加の鈴木博海を加えて12名でした。1年掛けて第1編から17編まで素読をしてきましたが、次回からはもう一度第1編からに戻り、内容の理解をすすめ、演舌も楽しんでいきたいと思っております。

次回は平成21年1月20日(水)18:30から、阪本豊起副会長の事務所(建隆ビルⅡ3階)で、「学問のすすめ」第1編(怨望の人間に害あるを論ず)から始めます。読書会の後は、時事放談を楽しみながらの飲み会になります。(飲み会の割り勘は3,000円程度です) 

「学問のすすめ」(岩波文庫)を持って気軽においでください。但し、お酒とつまみの準備がありますので、前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。
読書会世話役  阪本豊起