神戸慶應ジャズクラブ

2015年

世話人:大場知之

2015年11月号掲載

≪KKJC活動報告≫

大場 知之(昭46政)

紅葉が綺麗な季節になりましたが、暦の上では晩秋、長かった秋ももうすぐ終わりを告げようとしております。さて、秋といえば神戸ジャズストリートの開催や、秋をテーマにしたジャズの名曲も多数あり、まさにジャズの季節です。我々KKJCもライブ鑑賞のほかに、会員の皆がジャズや懐かしのポピュラーソングを歌ったり、楽器で参加したりと活動が盛んになりつつありますが、10月7日(水)第一回KKJCセッション・ライブを開催して日頃の練習の成果を発表しました。当日は9名のボーカリストと2名の楽器参加者(吉田さんのアルトサックス、永山さんのドラム)にプロのピアニストとベーシストがサポートをして行われました。

 参加の皆さまは早めに集合してリハーサルを行い、その後、天満の「春駒」という人気のすし屋で握りをつまみ、少々のお酒を頂いてから本番に臨みました。当日はKKJCの川口さん、谷村さん、樫根さん、宮田さん、西川さんに応援を頂き、皆さま2曲ずつ歌って頂きましたが、浅沼さん、塩谷さん、若杉さん、近藤さん、東京から参加の垣屋さん、北井さん、永山さん、宮本さん、それぞれ個性的に楽しく歌っていただき、皆さまの賛同を得て次回2回目の開催も行うことになりました。

 さて、12月は神戸慶應倶楽部の皆さまにお勧めしたい2つのイベントが有りますので、ご案内いたします。

 一つ目は、12月12日(土)18時30分開始・サテンドール神戸で行われる、神戸慶應倶楽部・家族会のご案内です。夏の家族会では、関西で人気のピアニスト・石川武司さんと塾員で大阪芸大準教授のボーカリスト・藤村麻紀さんが参加して素晴らしいステージでしたが、今回はベーシストも加えて再度参加することになりました。素晴らしいステージを再現して頂けると思います。

 二つ目は、12月19日(土)18時開始・ブルーミン・メド―(甲南山手のカナディアン・フレンチ・レストラン)で行われる、KKJCジャズ忘年会のご案内です(会費7、000円)。当日は3部構成で、第1部は世界で最高齢のジャズバンドとしてギネスに登録され、最近TVで取り上げられているゴールデンシニアトリオで最高齢の鍋島直昶さん(塾員・ビブラフォン奏者)と塾員でパナソニックのただ一人の女性役員となり、マスコミでも注目を浴びている小川理子さん(ジャズピアニスト・ボーカル)を中心としたジャズ演奏を行います。第2部はディナータイムとしてフレンチのコース料理を堪能していただき、第3部はこの豪華な演奏者をバックに神戸慶應倶楽部の浅沼さん、若杉さん他の皆さまに歌って頂くコーナーとなっておりますので、皆さまお楽しみ頂けると思います。今回は超多忙なお二人が演奏する貴重な機会となりますので、KKJCだけではなく神戸慶應倶楽部の皆さまにもご案内いたします。参加ご希望の方はKKJC世話人・大場迄メールでお申し込み下さい。
アドレス:tomoyuki.ohba[AT]sand.ocn.ne.jp
※[AT]を@に変更して送信ください。

2015年9月号掲載

≪KKJC活動報告≫

大場 知之(昭46政)

 本年のジャズツアーは、観光バスをチャーターして、総勢32名、芦屋発三ノ宮経由で旅のスタート。まずは早めの昼食をさぬきうどんの名店「山田家」で頂き、その後高松に移動して「イサムノグチ庭園美術館」で石の彫刻芸術を見学しました。(20世紀を代表する彫刻家イサムノグチ、三田の校舎にある「萬來舎」の庭園と彫刻を担当し、庭園に設置されている彫刻作品「無」「若い人」「学生」は傑作として知られている。)

 素晴らしい彫刻の数々を堪能した後、高松の名園「栗林公園」に向かいました。この公園は江戸初期の回遊式大名庭園で一歩一景と言われる変化に富んだ美しさと、ユニークな形状の1000本の松が有名で、大いに庭園鑑賞を楽しみました。

 さて、一日目の観光も終わり、ジャズライブを行う「ルネッサンスリゾート・ナルト」に到着、温泉につかりしばし休憩後、パーティーの開始です。鍋島直昶大先輩の「卒寿」、浅沼清之様、塩谷章様、合田正司様の「喜寿」を全員でお祝いしてからライブスタートです。今回は急遽ピアニストが欠席されましたので、本来ビブラフォン奏者の鍋島様にピアノを担当して頂き(右写真)、ベースと永山様のドラムのトリオで演奏開始しました。

 KKJCでは昨年から健康の為?新たな楽しみの為?等々の理由でジャズ・ポピュラーの歌の練習をされる方が増えてまいりましたが、今回は皆様にステージネームを作り一曲ずつ歌って頂き、大いにライブを盛り上げていただきました。(ライブ写真参照)幹事として感謝しております。


 ツアーの2日目は、鳴門の渦潮を咸臨丸から見学、橋の上や陸上から見るうず潮に比べてはるかに迫力が有りました。次は淡路の人形浄瑠璃見学を行いました。浄瑠璃は初めて鑑賞しましたが、なかなか面白かったです。若い人たちが演じておりましたが、芸術の伝承を上手く進めている感じでしたね。さて、旅の最後はイングランドの丘でバーベキューの昼食をとり、フリーで花を観賞したり、コアラを見学したりと思い思いに過ごし、帰路につきました。

 従来、KKJCの活動は1、ジャズの鑑賞。2、ボーカルや楽器でライブを行う。3、ジャズツアーに参加。の3点がメインでしたが、ここのところボーカルにチャレンジする方が増えてきましたので、新たにボーカルの練習会とボーカル・楽器のセッション会を企画しました。10月7日(水)天満の「バンブークラブ」で行うセッション発表会に向けて、参加の皆さまは練習に励まれると思いますが、皆さまのご希望が有れば定期的にセッション発表会を行うことも検討しますので、是非ご意見をお聞かせください。

2015年6月号掲載

≪KKJC活動報告≫

大場 知之(昭46政)

 今新緑から梅雨に入るまでのこの季節、一年の中でもっとも気持ちのよい時期だと思いますが如何でしょうか?さて我々KKJCの活動も活発に行っておりますので以下紹介いたします。皆様ご存じでしょうが、パナソニックにお勤めでジャズピアニストの小川理子さん(理工学部卒)が、4月1付けで役員に昇任しました。テクニクスブランドの責任者として再興を図る役割です。その小川さんがピアノとボーカルで参加するヨー木村トリオの出演する、毎年恒例の酒心館ライブに彼女のお祝いを兼ねてKKJCから26名が参加して、素晴らしいアメリカンクラシックジャズ(1920年代から30年代のジャズ)の演奏を堪能しました。

 この日は小川さんをクラシックジャズの世界に誘った、元パナソニックの上司でバンドリーダーの木村さん(早稲田卒)の喜寿のお祝いを兼ねておりましたので、会場は満員でいつになく素晴らしいコンサートになりました。その後会場を移してお二人をお祝いする祝賀会が開かれました。

 堀切様の祝辞から始まり、浅沼様の乾杯の音頭で会がなごやかにスタートしました。小川さんへのお祝いはKKJC新入会員の橋本様がアレンジした、バラとカーネーションのブリザーブド・フラワーを贈りましたが、本当に綺麗で理子さんはとても喜んでおりました。最後は塩谷様の一本締めで楽しい会もお開きとなりました。

 KKJCメンバーのライブ活動は2件ありました。まず5月9日の團裕子さんのライブですが、華麗なるピアニスト・石川武司さんとギターの魔術師・田村太一さんのDUOをバックに素晴らしいステージでした。5月19日は小生のライブで、今回は生誕100年を迎えたフランク・シナトラ特集を行い皆様のご声援を頂きながら楽しく歌うことが出来ました。もうひとつの特記事項は昨年から歌にチャレンジされる方が増えてきました。皆様歌のレッスンを受けたり、歌詞を覚えたりと、健康の為にとても良いと言うことで少しずつ参加者が増えております。参加希望者はレッスンの紹介もいたしますので連絡下さい。5月末には年に一回の旅行を兼ねたジャズツアーを鳴門で行いますが、この内容は次回ご披露いたします。

 さて、もうひとつご紹介したいことが有ります。既に皆様にはご案内済みですが、7月11日(土)にポートピアホテルで行われる神戸慶應倶楽部の家族会に、昨年のなにわジャズ大賞受賞者のピアニスト・石川武司さんと、ジャズやオリジナルで個性的ではあるが素晴らしい歌唱力のあるボーカリスト・藤村麻紀さんが出演します。彼女は塾出身で現在大阪芸術大学の準教授をしながら、ライブ活動をしており、最近全てオリジナル曲のCDを発売しました。この二人の組み合わせはお勧めですので、音楽好きな方は是非ともご参加下さい。

2015年4月号掲載

≪KKJC活動報告≫

大場 知之(昭46政)

 今年の桜の開花は例年より早めに始まり、近所の桜
もすでに5分咲き位になっておりますが、この会報が出る頃には満開でしょうか?桜と酒はジャズに会いますね。

 さて、3月は色々なイベントが有りました。

 3月1日は恥ずかしながら小生のライブをビブラフォン奏者の第一人者の鍋島直昶先輩にお願いして三ノ宮のミッドナイトサンというライブハウスで行いました。ベテラン奏者がそろった中でリラックスしたライブを楽しんで頂きました。

 二つ目のイベントは3月15日・ハーバーランドから出航するクルーズ船・コンチェルトの船上ジャズライブ。当日はKKJCメンバーの宮本美代子さん他女性3人のグループ「RED ROSES」とテナーサックス奏者の演奏を楽しみながら1時間半のクルーズを堪能しました。このクルーズは神戸観光に来る知人に好評です。

 三つ目のイベントは、いつも我々のジャズツアーやジャズ忘年会に参加して頂いている、パナソニックの小川理子さんとKKJCとでタイアップして、3月28日、梅田のグランフロント大阪南館のパナソニック・ショールームにある試聴室でハイレゾ試聴会を開催しました。総勢32名の参加者でじっくりとハイレゾ音源の音をテクニクスの最新のアンプ・スピーカーシステムで試聴しましたが、クリアな音と奥深さはコンサートホールで聴いているような感じでした。小川理子さんは塾員でジャズピアニストですが、4月よりパナソニックの取締役に昇任しテクニクスブランドの再興責任者として、仕事の面でも活躍が期待されております。 4月26日には酒心館で小川さんのライブを行いますが、その後のKKJC食事会でお祝いをしようと思っております。

2015年1月号掲載

≪KKJC活動報告≫

大場 知之(昭46政)

 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 昨年末の12月22日(日)13時30分より神戸サテンドールにてKKJCジャズ忘年会を行いました。塾の大先輩で米寿とは思えない程お元気なビブラフォン奏者・鍋島直昶さん、パナソニックの音響(ハイレゾ)担当の責任者で、世界中を飛び回っている超多忙なピアニスト&ボーカルの小川理子さん、昨年還暦を迎えた素晴らしいベーシストで塾員の嶋仲潤さん、関西の重鎮ドラマーの田中ひろしさんをお迎えして、盛大に行われました。今回はゲストも含めて42名の皆様が参加され、浅沼さんの乾杯の音頭でパーティーが始まりました。簡単な食事とお酒を飲んで少し良い気持ちになった頃、ライブの開始です。前半はお招きしたミュージシャンの素晴らしい演奏です。小川理子さんの進行で鍋島さんアレンジの曲、”Red Roses For a Blue Lady”から始まり、スタンダードナンバーを中心にジャズを堪能し、小川理子さんのボーカルで”Smile”、そして会場の皆様も初めて聞くのではと思われる、鍋島さんのボーカルでペリーコモのヒット曲“星を数えて”を歌って頂きました。
鍋島さん曰くこの曲は50年ぶりに歌ったそうですが、会場は大いに盛り上がりました。

 さて、休憩をはさんで後半の部が始まりました。今回はいつもより歌で参加の希望者を増やす企画を考えておりましたが、なんと沢山の方から参加の申し込みを頂き、時間が足りなくなるほどでした。まずスタートは團裕子さんの歌から始まり、いつもはドラムで参加する永山克彦さんのボーカルを聴いて皆さんびっくり!私もつい歌の経験ありですかと聞いてしまった程でした。次はサンセット77というビックバンドのコンサートマスター・吉田碩さんのアルトサックスの演奏を堪能しました。次は今回初登場の近藤正さんがハットをかぶり、ゼスチャーを加えて“テネシーワルツ”を歌ったところ会場からやんやの喝さいで盛り上がりました。そのあとにダンディーな浅沼清之さんが素晴らしい声で“ブルーハワイ”を歌って頂き、これ又大声援でした。浅沼さんは詩吟をされていたとのことで、特に発声が素晴らしかったです。そして、宮本美代子さんには“Because of you”を歌って頂き、最後に私と小川さんのデュエットで“Christmas Song”を歌ってお開きとなりました。今回は特に神戸慶應倶楽部の若手の皆様に参加頂き、そして会の平均年齢を若干でも下げて頂き有難うございました。これからも大歓迎です。

 さて、今年の活動ですが、昨年と同様の企画とさらに皆さまに楽しんで頂けるようなイベントも含めてご案内しようと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。なお当会に参加ご希望の方は大場までメールを頂ければと思います。