読書会

2019年

世話人:阪本豊起

2019年11月号掲載

≪神戸慶應倶楽部読書会第63回≫

第63回目の学問のすすめ読書会は、令和1年9月19日(木)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われました。参加者は、浅沼、古淵、六拝、福野、阪本の5名でした。

今回は参加者が少なかったこともあり、「第四次産業革命」の輪読は見送り、六拝が、「莵原(うはら)住吉概少史」と題して神戸住吉地区に関する歴史を披露しました。現在「うはらホール」などに名が残っている「うはら」は摂津の国莵原郡のことで、現在の西宮市夙川付近から神戸市湊川付近にまたがる地域だったそうです。その中核をなす住吉は、中世の時代より昭和25年に神戸市と合併するまで、ほぼ同一地域で同じ習俗を持つ住民が暮らしてきた稀有な土地で、住民が住みよいところにしようと奮闘してきた特別の地域で、先人たちが守り抜いてきた住吉村の村有財産を住吉の住民が使う手段として編み出した組織が今の一般社団法人住吉学園だそうです。六拝のルーツを訪ねることも兼ねた住吉に関する歴史の旅を愉しみました。福沢先生の指導を受けた三田藩主の九鬼隆義が神戸に移住し生田川を付け替えた埋め立て地を買い占めたこと、明治10年代前半には慶応OBが兵庫県の官吏で活躍していたことなど慶応にも関係がある話題も豊富でした。そして話題は現在に還り神戸市、西宮市、芦屋市の今後のまちづくりに及んで時間となりました。

≪神戸慶應倶楽部読書会第64回≫

第64回目の学問のすすめ読書会は、令和1年11月19日(火)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われました。参加者は、浅沼、古淵、六拝、善塔、古武、福野、阪本の7名でした。

今回も、「第四次産業革命」の輪読は見送り、私達がともに過ごし体験してきた30年間続いた平成という時代の評価について語り合いました。また最近気になる時事問題についての考え方を披露し、議論しました。一国二制度が崩壊する香港の騒動、再選が危ぶまれるトランプ大統領、EU離脱に迷走している英国の現状と話題は尽きることはありませんでした。

次回は「第四次産業革命」第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」の四 「世界の安全保障の新境地」(120P)から始めます。
『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ著』のほうは今回も全く手が付けられませんでしたので、次回は「口を利く死者の霊」(75P)から輪読します。

次回の第65回目の読書会は、令和2年1月21日(火)15:00から、阪本評議員の事務所(建隆ビルⅡ3階)で行います。開始時間を1時間早めておりますのでご注意ください。前記『第四次産業革命』と『サピエンス全史上』をお持ちください。

会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルⅡの3階です。商船三井ビルの東隣です。

2019年9月号掲載

≪神戸慶應倶楽部読書会第62回≫

第62回目の学問のすすめ読書会は、令和1年7月18日(木)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われました。参加者は、浅沼、古淵、善塔、古武、六拝、福野、阪本の7名でした。前回、仮想通貨「ブロックチェーン」について議論を交わしましたが、フェイスブックが発行予定の「リブラ」が話題を集めているところから、今回は「リブラ」の持つ意味について議論をしました。その後、「第四次産業革命」の輪読に戻り、第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」の四 「地域、都市」(100P)から国際安全保障を一変させるエマージングテクノロジー(119P)まで進めました。

なお,第63回目の読書会(9月19日開催)は,次号に掲載いたします。

次回の第64回目の読書会は、令和元年11月19日(火)16:00から、阪本評議員の事務所(建隆ビルⅡ3階)で行います。『第四次産業革命』と『サピエンス全史上』をお持ち下さい。「第四次産業革命」第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」の四「世界の安全保障の新境地」(120P)から始めます。

会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルⅡの3階です。商船三井ビルの東隣です。前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。

2019年6月号掲載

≪神戸慶應倶楽部読書会第59回≫

 第59回目の学問のすすめ読書会は、平成31年1月22日(火)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われました。参加者は、青戸、浅沼、善塔、古淵、古武、六拝、福野、阪本の8名でした。

 本日は、「第四次産業革命」第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」の途中 コラムB「環境と再生と保護」(89P)から始め、コラムC「混乱の時代における機動的なガバナンスの原則」(100P)まで読み進めました。

 次回は「第四次産業革命」第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」の四 「地域、都市」(100P)から始めます。

 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ著』のほうは今回も全く手が付けられませんでしたので、次回は「口を利く死者の霊」(75P)から輪読します。恒例の18時からの居酒屋は今回もおやすみしましたが、次回もお休みします。

≪神戸慶應倶楽部読書会第60回≫

 第60回目の学問のすすめ読書会は、平成31年3月29日(金)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われました。参加者は、青戸、浅沼、古淵、藤井、六拝、福野、池田、阪本の8名でした。

 六拝から読売新聞の3月23日土曜版に「共有と思いやりの社会」と題して、「第四次産業革命」の著者の世界経済フォーラム会長のクラウス・シュワブ氏のインタビュー記事が掲載されていたことが披露されました。2016年のダボス会議で「第四次産業革命」が初めて取り上げられて(その成果である同氏の著作を堀切先輩から頂いたご提案で輪読しているわけです)3年が経ちましたが、人工知能(AI)などの技術革新によって私たちの暮らしが急速に変化していることを実感します。

 阪本からは、昨年10月27日から本年3月9日まで、5回に渡って、慶応の法科大学院を代表する5名の教授により慶応大阪シティキャンパスで行われた改正民法(2020年4月から施行)の受講の報告がありました。

 立法には立法時の社会の規範が反映されるが、ルールを法規範として適用するには原則と例外があり、例外は「特段の事情がある場合」として原則であるルールの適用を排除するように運用される。しかし時代とともに「特段の事情がある場合」の例外がむしろ原則になることもある。その場合には例外と原則が逆転するような法の改正が行われるとの片山直也教授の説明に、いままさに社会が変化している姿を再認識した次第です。

 また池田からは、恒例の大阪弁NANBAなんなん川柳コンテスト(第22回)の入賞者入賞候補者作品集が配布され、また「頼助伝」(松原隆一郎著 苦楽堂)が紹介されました。本日は、このように30年間続いた平成の世の終焉を迎えて、時代の変化を第四次産業革命に対する感想も交えながら、話し合っているうちに、予定の時間を過ぎてしまいました。残念ながら、「第四次産業革命」の輪読に入ることはできませんでした。

≪神戸慶應倶楽部読書会第61回≫

 第61回目の学問のすすめ読書会は、令和1年5月31日(金)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われました。参加者は、浅沼、古淵、善塔、清水、福野、阪本の6名でした。

 今回は、出席者が少なかったことから、「第四次産業革命」の輪読は、次回に延期しました。そして貨幣について議論することにしました。

 これは、平成31年4月の神戸慶応倶楽部の例会で、「ブロックチェーンが創る未来と、いま世界で進んでいること」と題して、グラネコCEOの藤本真衣氏からビットコインなどの仮想通貨の話を聞きましたが、通貨としての意味がよくわからなかったとのことから、お金(通貨)としてのビットコインの特質についてまず阪本が思うところを話し、その見方について、みんなで議論を戦わせました。

 経済活動において、貨幣の持つ役割を考えると、ビットコインに代表される仮想通貨はやはり限界があることは否定できないように思われますが、果たしてどうでしょうか?
次回は「第四次産業革命」第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」の四 「地域、都市」(100P)から始めます。

 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ著』のほうは今回も全く手が付けられませんでしたので、次回は「口を利く死者の霊」(75P)から輪読します。恒例の18時からの居酒屋は今回もおやすみしましたが、次回もお休みします。
次回の第62回目の読書会は、令和元年7月18日(木)16:00から、阪本評議員の事務所(建隆ビルⅡ3階)で行います。前記『第四次産業革命』と『サピエンス全史上』をお持ちください。

会場は神戸慶應倶楽部のある神港ビル(旧居留地8番)の西隣(東京海上)の更に西隣(6番)の全面ガラスの建隆ビルⅡの3階です。商船三井ビルの東隣です。前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。

2019年1月号掲載

≪神戸慶應倶楽部読書会第58回≫

 第58回目の学問のすすめ読書会は、平成30年11月6日(火)16時から阪本豊起評議員の事務所で行われました。参加者は、浅沼、善塔、藤井、古淵、得田、古武、清水、福野、阪本の9名でした。本日は、「第四次産業革命」第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」の途中「④新たな経営モデル(81P)から始め、デジタル、物理的、生物学的世界の融合まで(881P)まで読み進めました。第四次産業革命が引き起こすと思われる新たな経営モデルは、みんな大いに関心があるところですので、感想を述べたり、質問しあったりしているうちに予定の時間が終了してしまいました。来年1月に行われるダボス会議でも「第四次産業革命」がテーマにされるようです。最後にこの本を取り上げられた堀切民喜先輩の偉大さを感じながらの2時間でした。

 なお、例会には参加しなかった池田から、恒例の船場博覧会(船場を愉しむ7日間・11月17日~23日開催)の案内パンフレットとNANBAなんなん大阪川柳コンテスト(第22回)の入選作品の紹介資料が差し入れられました。

・知らなんだ 世界三位の住みごこち(大賞)
・警察もセコムをせんとあかんなあ(優秀賞)

 次回は「第四次産業革命」第3章「経済、ビジネス、国家と世界、社会、個人への影響」のコラム「環境と再生」(89P)から始めますが、つぎのテーマは「国家と世界への影響」です。『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ著』のほうは今回も全く手が付けられませんでしたので、次回は「口を利く死者の霊」(75P)から輪読します。

 恒例の18時からの居酒屋は今回もおやすみしましたが、次回もお休みします。

 次回の読書会は、1月22日(火)16:00から、阪本評議員の事務所(建隆ビルⅡ3階)で行います。前記『第四次産業革命』と『サピエンス全史上』をお持ちください。前回の出席者以外の方は阪本まで事前にご連絡頂ければ幸いです。